寺社探訪

寺社探訪とコラム

2023-01-01から1年間の記事一覧

「江戸六地蔵+東海道」

江戸六地蔵・品川寺 + 東海道・品川宿 品川寺 品川寺の地蔵菩薩像 東海道 品川宿 品川寺 江戸六地蔵巡りの札所には札所の順番と巡拝する順番が設定されています。1番目は品川区にあります真言宗醍醐派の品川寺です。 品川寺の由緒は品川の歴史そのもので、…

「江戸六地蔵+街道 序章」

江戸六地蔵を巡る前に、江戸時代の街道について少し知識を深めておくと、より良い巡礼になると思います。いくつかのキーワードをあげて、当時の様子を想像してみましょう。 日本橋 五街道と脇往還 参勤交代・大名行列 宿場 本陣・脇本陣・旅籠 関所・問屋場…

「江戸六地蔵+街道」

江戸六地蔵めぐり 「わたの原 八十島かけて漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣り舟」という百人一首でお馴染みの歌を詠んだ小野篁(おののたかむら)は、平安初期の貴族です。小野篁には、昼は朝庭で官吏をし、夜は冥府で閻魔大王の補佐をしていたなど、伝…

諏訪神社(立川市)

諏訪神社(立川市) 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 諏訪神社と称します。立川諏訪神社とも称されます。旧社格は郷社です。 創建 弘仁2年(811年)、長野県の諏訪大社から現在の諏訪の森公園の地に勧請されま…

天台宗 井の頭弁財天

天台宗 井の頭弁財天 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 井の頭弁財天と称します。天台宗 明静山 圓光院 大盛寺が別当寺(本坊)として管理運営しています。 創建 天慶年間(938-947年)に源経基によって創建されました…

貫井神社

貫井神社 目次 名称・旧社格 貫井神社と称します。旧社格は村社です。 創建 天正18年(1590年)に、水神を祀るために貫井弁財天として奉祀したことが始まりとされます。 御祭神 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと) 大巳貴命(おおなむちのみこと) みどこ…

素盞雄神社(荒川区)

素盞雄神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 素盞雄神社と称します。地名を付けて千住素盞雄神社と呼ばれることもあります。旧社格は郷社です。 創建 延暦14年(795年)に、役行者の高弟である黒珍(こくちん)…

三鷹八幡大神社

三鷹八幡大神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 八幡大神社と称します。通称、三鷹八幡大神社と呼ばれています。旧社格は村社です。 創建 寛文4年(1664年)、明暦の大火で土地をなくした神田連雀町の一部住民…

日蓮宗 雑司が谷鬼子母神

日蓮宗 雑司が谷鬼子母神 名称・寺格 創建 本尊 ご利益 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 日蓮宗 威光山 法明寺 鬼子母神堂 と称する法明寺の飛地境内にある堂宇です。 創建 永禄4年(1561年)山村丹右衛門が掘り出した鬼子母神像を東洋紡という…

「藤まつりに行く」

4月18日、亀戸天神の藤まつりに行ってまいりました。早咲きの藤は少し終わっていましたが、全体的には今がちょうど見頃でした。見に行く予定にしている方はお早めにどうぞ。去年の秋、亀戸香取神社を訪問した際、この( ↑ )ように電柱に「亀戸天神 菊まつ…

杵築大社

杵築大社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 杵築大社(きづきたいしゃ)と称します。旧社格は村社です。 創建 慶安年間(1648-1651年)、出雲国松江藩の藩主松平直政が、当地を御用屋敷として鷹狩場とした。その…

「つつじ祭りに行く」

先に申し上げますが、訪問日(4月18日)時点で、根津神社のつつじ苑は最高の状態でした。まだしばらく最高の状態が続きそうなので、是非訪れてみてください。このような花のイベントは、開花のタイミングがその年によって違っていて、良き頃合いを見計らうの…

真言宗醍醐派 品川寺

真言宗醍醐派 品川寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 海照山 普門院 品川寺 と称します。真言宗醍醐派の別格本山です。 創建 大同年間(806-810年)、弘法大師空海によって創建されました。 本尊 水月観音 聖観音 み…

小平神明宮

小平神明宮 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 小平神明宮と称します。旧社格は郷社です。 創建 明暦2年(1656年)水利に乏しく不住の地だった当地を開発するために移住した人々の守護神として創建されました。 …

浄土宗 乗蓮寺

浄土宗 乗蓮寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 赤塚山 浄蓮寺と称します。山号院号をいくつか改称した歴史があり、孤雲山慶学院→慶学山花岳院としていた時代もあります。寺格は別格本山という位置づけでしたが、現在…

小金井神社

小金井神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 御神徳 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 小金井神社と称します。そもそも天満宮と称していましたが、明治維新で天満天神と改称し、更に明治3年に小金井神社と改名しました。 創建 元久2年(1205年…

「灌仏会(花まつり)に行く 2023」

2021年は増上寺、2022年は築地本願寺と、2年連続で灌仏会というマイナー行事に参加しています。フリーランスなので仕事が無いのは有難いことではないのですが、今年もお休みだったので灌仏会(花まつり)に行ってまいりました。 近頃の関東地方は天気が不安…

成子天神社

成子天神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 御神徳 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 成子天神社と称します。かつては天満天神社、鳴子神社と称していました。旧社格は村社です。 創建 そもそも天照皇大神を祀る大神宮があった場所に、菅原道真…

臨済宗建長寺派 正福寺

臨済宗建長寺派 正福寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 金剛山 正福寺と称する臨済宗建長寺派の寺院です。寺格は特にありません。 創建 弘安元年(1278年)、鎌倉幕府の第8代執権北条時宗により開基、建長寺の僧石渓…

武蔵野八幡宮

武蔵野八幡宮 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 武蔵野八幡宮と称します。旧社格は村社です。 創建 延暦8年(789年)に、坂上田村麻呂が現在の水道橋駅付近に、宇佐神宮の分霊を勧請したことが始まりです。 御祭…

「死に顔を見られたくない」

とある寺院のサイトに、死んだ後の顔を見られたくない人のお話が書かれていました。たしかに、闘病でやつれた姿を他人に見せたくないという気持ちはわかります。中には元気だった頃とは別人のようになってしまう方もいます。 地域差はあると思いますが、お葬…

「初めての写経・納経をする」

お経を写す写経は、そもそもは経典を複写して仏教を広めるために行われたものですが、平安時代には既に写経すること自体が功徳を得たり、祈願を成就させたり、亡き人への供養になったりする手段とされていたようです。現代では心を落ち着かせる精神修養的な…

臨済宗建長寺派 普済寺

臨済宗建長寺派 普済寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 玄武山 普済寺と称する臨済宗建長寺派の寺院です。本山である建長寺の別格地となっています。 創建 文和2年(1353年)、当地を支配していた立川宗恒が居館のあ…

穴澤天神社

穴澤天神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 御神徳 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 穴澤天神社と称します。旧社格は郷社です。 創建 孝安天皇4年(紀元前389年) 御祭神 少彦名命(すくなひこなのみこと) 菅原道真(すがわらのみちざね) 大…

「桜の銘木を見に行く」

桜のきれいな写真を撮るには、晴天の午前中が良いです。桜の開花と天気予報と自分の休みを照合すると、3/22の午前中しかないという結論。しかし、結局はWBC決勝戦の魅力に及ばず、日本の優勝を余韻まで味わってから家を出ました。 桜並木も美しいですが、私…

浄土宗 太宗寺

浄土宗 太宗寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 ご利益 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 霞関山 本覚院 太宗寺と称する浄土宗の寺院です。寺格は特にありません。 創建 慶長元年(1596年)頃に、僧太宗が開いた太宗庵が前身であり、寛文8年(1668年)…

「火渡り祭に行く 2023」

昨年に続き、高尾山薬王院の「火渡り祭」に行ってまいりました。火渡り祭は13時から国道沿いにある自動車祈願殿前の広場で行われるのですが、火渡りを希望する方に、朝9時から整理券が配られます。整理券は整列誘導のためで、無制限に配布されることになっ…

「東日本大震災から12年」

今年は東日本大震災から12年経つので、仏教的には亡くなられた方々の13回忌になります。高野山真言宗の管長さんが岩手県の陸前高田市で法要を行ったことがニュースになっていました。高野山真言宗では、総本山の高野山金剛峯寺と高輪の東京別院、南三陸町の…

天台宗 妙見寺

天台宗 妙見寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 ご利益 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 神王山 観音院 妙見寺と称する天台宗の寺院です。寺格は特にありません。奥の院は北辰妙見尊、妙見宮と呼ばれています。 創建 天平宝宇4年(860年)に妙見宮が…

「ご遺体へのわいせつ行為」

ある日、仕事仲間から「変態がいましたね」と事件のことを聞きました。そして2月3日、東京地裁で判決がありました。この事件は、葬儀社社員によるご遺体へのわいせつ行為というものです。被害にあった故人とご遺族は、本当に悔しくてたまらないとお察しし…