寺社探訪

寺社探訪とコラム

「藤まつりに行く」

4月18日、亀戸天神の藤まつりに行ってまいりました。早咲きの藤は少し終わっていましたが、全体的には今がちょうど見頃でした。見に行く予定にしている方はお早めにどうぞ。去年の秋、亀戸香取神社を訪問した際、この( ↑ )ように電柱に「亀戸天神 菊まつり」という幕が張ってあって、立ち寄ってみたら全く咲いておらず、ただの草まつりレポートになってしまったという残念な出来事がありました。そして半年が流れ、リベンジの機会が訪れます。このサイトを隈なくご覧の奇特な方はおわかりでしょうけど、この日の午前中は根津神社につつじを見に行きました。用事が済んで都営バスに乗って亀戸まで来ましたが、ライトアップには早すぎたので駅前で軽食とって時間つぶしをして訪れました。日没時間は過ぎているのですが、空はまだ明るいですね。

平日ですので、露店は閉まっているお店が多かったです。おそらく藤はつつじよりも見頃となる期間が短いと思います。今が最高ということで、平日でも多くの方が訪れていました。

ライトアップしていましたが、やはり空が明るいですね。亀戸天神社では「藤まつり」を4月15日から5月5日まで開催しています。期間中は神楽殿伝統芸能などの催し物があります。亀戸天神社の創建は寛文元年(1661年)ですが、その当時から藤は植えられていたそうです。

個人的な好みでいうと、桜の次に藤が好きです。藤は花が連なって垂れているのが特徴ですが、ある意味幻想的・神秘的です。怪しい雰囲気すら感じます。アニメ「鬼滅の刃」で藤には鬼を祓う力があるとしているのも、なんとなく納得してしまいます。

とにかく沢山の方々がスマホやカメラを構えてベストショットを狙っていました。ここからはスカイツリーが見えますので、藤越しのスカイツリーなど、映えるポイントには人の塊ができていました。皆さん画角に凝って色々撮影していましたが、その中におそらくyoutuberだと思うのですが、動画撮影をしている人がいました。動画を見ているとわからないものですが、撮影している様子を横で見ていると本当に大変というか、よくやるなぁと感心してしまいました。大勢の見物客の中でひとり喋りまくっていて、見えない相手に話しかけているのです。ひとりでボケてひとりで突っ込んで、ゲラゲラ笑い声を上げている様子は本当に異様でした。その方は自撮り棒に付けたカメラを自分に向けて、ノリツッコミまでしていて、初めは藤があまりに見事なのでおかしくなってしまった人が現れたのかと思いました。

私は奥多摩を歩くのが好きなのですが、この季節の奥多摩エリアで藤が自生しているのを見かけます。おそらくどこかの藤棚から種が飛ばされてそれで広がって育ったのだと思いますが、意外と生命力の強い植物なのかもしれません。自然の中に藤棚はありませんから、他の木に絡みついて不規則に紫の花を咲かせるのですが、人の手で管理されてない分、余計に神秘的に映ります。

日没から少し経ってますが、もう少し空が暗い方がきれいかなと、本殿の前に置かれたベンチにしばらく座って、人々が本殿にお参りする姿を見るともなく眺めていました。

本社に当たる太宰府天満宮では、このような藤のイベントはないようです。やはり天満宮といえば梅ですね。藤が見られる神社は山王日枝神社の他いくつかありますが、やはり亀戸天神が一番だと思います。花の命は短いので、皆様お早めにどうぞ。

 

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