伝統行事に行く
9月は各地の神社でお祭りが行われます。いわゆる秋祭りというもので、例大祭として神社にとって一番とも言える大事な神事です。例大祭の開催時期には特に決まりはないらしいのですが、春と秋、もしくは秋のみに行われることが多いです。夏に例大祭を行う神…
人生最暑の夏がまだ続いていますが、もうお彼岸が近づいていますね。私は持病があるのと貧血を起こしやすいので、熱中症対策としてこの2ヶ月間はすっかり引き籠もっていました。9月も半ば過ぎなので、そろそろと思って久々に出かけました。と言っても、この…
危険な猛暑が続いていますが、靖国神社で毎年7月13日から16日までの間、みたままつりが開催されています。 靖国神社では一年中殿上参拝(正式参拝)をすることができますが、みたままつり期間中は殿上参拝の他に夜間中庭参拝を行っています。夜間中庭参拝は…
早いもので今年も半年が過ぎています。年齢とともに時の流れは加速度を増すと言いますが、本当に先週までお正月だったような気がします。そんな訳で半年溜め込んだ悪いものを祓って、残りの半年を充実して暮らせるように、茅の輪くぐりに行ってきました。 去…
4月18日、亀戸天神の藤まつりに行ってまいりました。早咲きの藤は少し終わっていましたが、全体的には今がちょうど見頃でした。見に行く予定にしている方はお早めにどうぞ。去年の秋、亀戸香取神社を訪問した際、この( ↑ )ように電柱に「亀戸天神 菊まつ…
先に申し上げますが、訪問日(4月18日)時点で、根津神社のつつじ苑は最高の状態でした。まだしばらく最高の状態が続きそうなので、是非訪れてみてください。このような花のイベントは、開花のタイミングがその年によって違っていて、良き頃合いを見計らうの…
2021年は増上寺、2022年は築地本願寺と、2年連続で灌仏会というマイナー行事に参加しています。フリーランスなので仕事が無いのは有難いことではないのですが、今年もお休みだったので灌仏会(花まつり)に行ってまいりました。 近頃の関東地方は天気が不安…
お経を写す写経は、そもそもは経典を複写して仏教を広めるために行われたものですが、平安時代には既に写経すること自体が功徳を得たり、祈願を成就させたり、亡き人への供養になったりする手段とされていたようです。現代では心を落ち着かせる精神修養的な…
桜のきれいな写真を撮るには、晴天の午前中が良いです。桜の開花と天気予報と自分の休みを照合すると、3/22の午前中しかないという結論。しかし、結局はWBC決勝戦の魅力に及ばず、日本の優勝を余韻まで味わってから家を出ました。 桜並木も美しいですが、私…
昨年に続き、高尾山薬王院の「火渡り祭」に行ってまいりました。火渡り祭は13時から国道沿いにある自動車祈願殿前の広場で行われるのですが、火渡りを希望する方に、朝9時から整理券が配られます。整理券は整列誘導のためで、無制限に配布されることになっ…
2月3日は節分で、豆まきをする日です。幼い頃の遠い記憶に、玄関に向かって豆をまいたり恵方巻きを食べたり鰯の頭を吊るしたりした映像が残っています。恵方巻きは関東ではセブン-イレブンが流行らせたのだそうですが、私の育った関西では各家庭に親しまれ…
仏教では仏様ごとに縁日があったり、寺院の記念日を縁日にしたりすることがあります。1月はその年で初めての縁日を迎えるので、それぞれ「初閻魔」とか「初不動」など、最初の縁日を「初〇〇」と称して、特に盛大に行うことがあります。1月18日は初観音に…
新興宗教の子どもとして生まれ育った私は、「どんど焼き」のような伝統行事の知識と経験が欠落しています。どのような目的でどのように行われているのかを知ったのは、ここ数年のことです。都心部ではほとんど行われていないようで、中野区在住の知人に聞く…
昨年同様1月3日の午後に初詣にでかけました。しかも夕方に近い午後。フリーランスなので大晦日や三賀日は働いた方がお得なのですが、今年もお休みしてしまいました。我が家にはテレビが無く、部屋にいるときはだいたいパソコンの前に座っています。年末年…
子ノ権現、三峯神社と、秩父の山々にある古刹を立て続けに訪れました。山の中にある寺社は講によって支えられています。金銭的な支援だけでなく、寺社が鎮座する山を豊かに保つために、講で苗木を奉納してきました。いにしえからの人々の気持ちに支えられた…
ずっと気になっていた伝統行事がついに開催されると知り、夜の谷保天満宮にやって来ました。うそ替え神事とおかがら火というイベントが同時開催されます。うそ替え神事は天満宮ではおなじみのイベントで、各天満宮によってやり方が多少異なりますが、鷽(う…
紅葉で有名な寺社はたくさんありますが、紅葉真っ只中の秩父・三峯神社へ行ってきました。今年の紅葉は南関東だと11月初旬~12月中旬が見頃でしょうか。この日は11月10日です。 こちらは三峯神社・表参道付近の紅葉です。登山道は落ち葉がたくさん積もってい…
最初に申しあげますが、この特別企画「菊まつりに行く」は企画として失敗ですので、読む価値はありません。すみません。 秋は例大祭などイベント多めの寺社なのですが、都合が合わずに「伝統行事に行く」企画がなかなか更新できません。亀戸香取神社を訪問し…
戦没者追悼のために靖国神社へ行きました。7月の「みたままつり」には何度も訪れたことがあるのですが、終戦記念日に訪れるのは初めてです。TVニュースなどを見るに、物々しくて尻込みをしてしまいます。かつて崇敬奉賛会に入会していたからか、時々何かし…
6月30日は「夏越の大祓の日」です。各神社によって日程や細かな作法は違いますが、今年の半分が過ぎたということで、今日までの穢れを祓って、残りの半分を頑張りましょうということだと思います。この6月と12月の大祓は、実はすごい古い歴史があって、…
お葬式の仕事をしていると、地域密着型の人生を歩んだ人のご葬儀に関わることがあります。中でも、お祭りが大好きというか、生き甲斐のようになっている人がいて、棺の中に半纏や帯、鉢巻きが納められているのを見ると、コロナのせいで、生き甲斐にしていた…
山中や屋外で行う大規模な護摩供のことを柴灯護摩(さいとうごま)と言います。今年の3月にレポートした高尾山の「火渡り祭」も高尾山薬王院の柴灯護摩という行事です。本来は何回も行くことではないのですが、ちょうど仕事がなく、あまりに好天だったので…
4月8日はお釈迦様の誕生日ということで、様々な宗派で法要が行われます。当ブログでも記念すべき最初の記事がこの灌仏会(かんぶつえ)、通称「花まつり」でした。昨年は浄土宗の大本山、芝の増上寺に行きました。今年の4月8日は朝から晩までお仕事でしたの…
花見というのは、神事でもなく仏教行事でもありませんが、桜の美しい季節に訪れたので、少しレポートしたいと思います。そもそもは、全く別の用事で出かけましたが、ついでに港区までやって来たので、更についでに増上寺に行ってまいりました。 増上寺では、…
当日は日曜日だったので、駅前は観光客で賑わっていました。「火渡り祭」が行われるのは、高尾山中にある薬王院の境内ではなく、国道20号線沿いにある、薬王院の自動車交通安全祈祷殿の広場です。開始は13時ですから、10時頃に高尾山口駅に到着して、火渡り…
神社や寺院への参拝について、私たちが気になるのは「通常は~」「正式な~」というものですよね? 葬儀業界で仕事をしていると、この部分をいかに人々が知らないかということと、知らないのにいかに人々が拘るかということがわかります。そして、実際にはそ…
コロナ禍で都内のお祭りはどこも軒並み中止ですが、靖国神社は今年「みたままつり」を行うことを発表しました。また開催日が近づいてきたら中止になるのでは? と注目していたら、開催期間と開催時間を延長して、人手を分散させつつ行うことになりました。お…
成功率50%という治療を受けることになり、五分五分から成功の方へ割合を高めるために、祈祷を受けようと思い立ちました。信仰心はあるが、特定の宗派にこだわらす、色々なお寺や神社を訪れているので、どこで受けようかと迷いました。 やってきたのは、京王…
灌仏会は、通称「花まつり」と言って、4月8日のお釈迦様の誕生日に行う行事です。日本は仏教国のようでいて、日本人は宗教に無関心かつ寛大なので、キリストの誕生日よりも遥かに知られていない、知る人ぞ知るマイナー行事になっています。 コロナ感染防止の…