寺社探訪

寺社探訪とコラム

山+仏「高尾山+薬王院」①

1号路登り編

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久々の「山+神」の更新は、当ブログでも常連さんの高尾山薬王院です。年に数度は訪問しておりますが、薬王院までが多く、山頂まではあまり行きません。そこで、今回は最もポピュラーな1号路を山頂までご紹介したいと思います。

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京王線高尾山口駅を降りてケーブル清滝駅へ向かいます。ミシュランの三つ星観光地ですから、アクセスは最高です。この短い徒歩区間、新しいお店も増えていて、団子やらまんじゅうやらの芳ばしい香りがして、ちょうど楽しく歩ける距離となっています。清滝駅前の広場を左に行くと清滝駅。更に左は6号路。右に行くと1号路です。

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1号路に入る前に、薬王院の本尊である飯縄権現の遥拝社があります。まずここで、飯縄権現に登山の安全を祈願します。年々足腰が弱ってきているのに加え、先日の入院で肺を患っていることが見つかり、低山とはいえ心配なのでよくよくお願いしておきました、

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飯縄権現遥拝社の前に、薬王院の別院である不動院があります。門のあたりで門松の準備をしていました。この日は12月13日でしたが、早くもお正月準備が始まっていました。清滝駅前や自動車祈願殿前の広場を利用した薬王院のイベントがある際に、不動院が僧侶と関係者の拠点として利用されます。

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紅葉時期の高尾山は正月の三賀日を凌ぐ人の多さなので、紅葉が過ぎたあたりの平日を見計らって訪れました。ここが1号路の登山口です。冬場はよく道が凍るので要注意です。

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始めはこのような石畳の道です。高尾山は山頂まで舗装道路で行けるので、登山用の靴でなくても大丈夫です。服装も何でも大丈夫です。サンダルやパンプスの人とか、スカートやスーツやトートバッグの人も見たことがあります。雨の日も傘さして山頂まで歩ける山です。ただ、ちゃんとした登山の格好をしていた方が楽ですけどね。

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山間部の寺社は、講によって支えられてきた歴史があります。このように、講中で寄進した記念に石碑を建立していました。午前10時半過ぎでしたが、前日の雨のお陰で、まるで早朝のような心地良い冷たい空気です。

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1度登った山は次から楽になりますよね。どの位の時間がかかって、どこがどの程度しんどいのか知っているからです。去年高尾山に週に2度登ったことがありましたが、2度目はかなり楽でした。石畳の道が終わると、このような舗装道路になり、登山道は大きく右にカーブしていきます。

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最初の分岐点です。結局は後で合流するのですが、金比羅社がある金毘羅台に寄るか、カットして折返し、頂上を目指すかという選択です。「山+神」企画なのでもちろん金比羅台コースでしょうが。という心の声を無視して、カットして頂上を目指します。金比羅社は下山時に立ち寄りましょう。この折返しの分岐点で最初の休憩をする方も多いのではないでしょうか。登山道の形状としては、大文字のМを右に90°倒したような感じで、小まめに折り返します。

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Mの折り返しが終わると、このような石碑石像群に差し掛かります。ここからは折り返しのない登山道になります。残りの距離がわからない上に勾配が4段階にキツくなるので、しんどくなるポイントです。しかし、この4段階のギアアップを知っていると、楽に乗り越えられます。

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ます、第1の勾配です。分割して捉えると、1つひとつの勾配が短く感じるので良いですよ。第1の勾配はすぐに終わります。

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第1の勾配が終わると、城見台という杭が立っています。城というのは八王子城のことです。八王子城は小田原北条氏の城として有名です。現在でも石垣や虎口などの城趾が見学できるので、お城マニアと心霊マニアに人気のスポットとなっています。

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そこから始まる第2の勾配がこちら。こちらもそんなに長くなくて、すぐにベンチなどが置かれた休憩エリアになります。

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第3の勾配は左に緩やかにカープしていきます。息があがらないように、同じペースで歩きます。長袖Tシャツにフリースのシャツ、ジャンパーの3枚しか着ていませんでしたが、暑くて汗ばむ感じです。ジャンパーを脱ぎました。

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左カーブが終わると第4の勾配です。ここが1番急斜面なのかな。ともかくここを上がれば終わりです。ここで、いつものコンビニおにぎりだけでなく、飲み物すら何も持っていないことに気づきました。10時に朝昼兼用の食事をしたのでおにぎりは要らないのですが、汗かいたので飲み物くらい飲みたいです。

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と、言っている間もなく、リフトの山上駅に到着しました。混んでいるとリフトやケーブルが数時間待ちになる高尾山ですが、今日は快適です。ただ、外国人というか、中国人が多いなぁという感想です。やはり海外で観光となると、ガイドブックのおすすめ観光地に行くのは、どの国の人でも同じですね。

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ほぼフラットな道を歩きつつ、薬王院に向かうのですが、ここはケーブルの高尾山駅です。登山道はここから見ると裏側で、ようやく現れた駅周辺の数々のお店に人々が行列を作っています。やはりお団子が人気です。ここはケーブルに乗る人が並ぶエリアなのですが、今日は空いているので、良い休憩場所になりました。ここでポカリスエット190円也を購入しました。

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高尾山駅の反対側では東京、神奈川方面の眺望を写真に収める方々で溢れています。こちらは高尾山の北側の眺望になります。中央右の台形の山が八王子城跡です。

得意になって書いていたら、結構長くなってしまったので、このケーブル駅までを前編とします。後編ではいよいよ薬王院と山頂をレポートいたします。

 

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