寺社探訪

寺社探訪とコラム

「杉苗奉納する」

子ノ権現、三峯神社と、秩父の山々にある古刹を立て続けに訪れました。山の中にある寺社は講によって支えられています。金銭的な支援だけでなく、寺社が鎮座する山を豊かに保つために、講で苗木を奉納してきました。いにしえからの人々の気持ちに支えられた山々を歩いていて、私もぜひやってみようと思いあたりました。

 

高尾山薬王院のホームページを開くと、護摩祈祷を郵送で申し込めるようになっています。これはコロナ対策でこのようなシステムが取られているのかなと思いますが、忙しい方や現地に行けない事情のある方には便利なシステムです。私自身は身体的や経済的に高尾山へ行けないということはないのですが、今回は杉苗奉納のみなので、郵送でさせていただくことにしました。というのも、紅葉時期の高尾山は混雑の極みで、高尾山は好きですが人混みが苦手な私はどうにも訪れる勇気が湧かないのです。そうは言っても、薬王院ではちゃんと護摩供をしていただくのですから、本当は行かなければいけないのですが・・・。

HPの申込みフォームから申し込めます。護摩を依頼する人、護摩札を受け取る人、お支払する人などの情報を入力して進めていきます。入力が完了したら、メールが来ます。高尾山薬王院では、自分のお願いが成就した時に、お礼として杉苗を奉納するという歴史があるそうです。私は昨年、手術+入院の前に薬王院を訪れ、護摩祈祷をしていただきました。入院の結果は成功とも失敗とも言えない結果で、今も通院しながら病気と付き合って生きています。今年は色々と理由があって護摩祈祷をしていただいていないのですが、機会があれば早いうちに病気が良くなるように護摩祈祷していただきたいと思っています。

自動返信のメールが来たら申込完了の証拠です。お金を支払っていないので不安になりますが、数日後に宅急便で送られてきました。護摩札が宅急便で送られてくるとか、なんだかシステマティック過ぎて変な感じです。

受け取った箱のフォルムから、完全に護摩札ですね。去年護摩祈祷を受けた様子は当ブログの特別企画「伝統行事に行く」で読むことができますので、ぜひご覧ください。中を開けると、領収証のような受領証のようなものが入っていました。ちなみにお代は郵便局の振替用紙が入っていましたので、後日郵便局からお支払いしました。杉苗の奉納額の他に、配送などの手数料に千円かかります。

こちらは高尾山薬王院の御本尊、飯縄大権現のお手元御守です。前回本堂で護摩祈祷を受けた際にもいただきました。セロハンで包んで財布に入れています。今度薬王院に行ったら、古いものをお納めして来ようと思います。

そして護摩札が入っています。「奉納杉苗」と記載されています。秋になって山の中を歩くことが多くなり、森の木々や登山道の恩恵を受けていましたので、少しお返しができた気持ちになりました。この程度でどの程度山の自然が守られるのかわかりません。たぶん大きな事はできていませんが、それでもするとしないは大きな差なのだと思うことにします。