寺社探訪

寺社探訪とコラム

「2023年 寺社探訪的ベスト3」

もう年末ですね。HONDAの販売店に「大師走市」と書かれたのぼりが立っていました。それを見て「空海が走るセールってなんだ?」と思ってしまったのは職業病でしょうか。それはさておき、今年は「殺人的な猛暑」というのが一番記憶に残ったことです。それでも先日イエローハットスタッドレスタイヤに履き替えました。終わらない夏はなく、季節は必ず巡り、年号がひとつ増えるのですね。

 

江戸六地蔵+街道

1日で六地蔵を巡るという企画でも良かったのですが、宿場町や旧街道の魅力も混ぜたら良いレポートになるのではないかと思いつき、六地蔵+街道にしました。実際には、決して思いつきで行ってはいけない大変なレポートになりました。

最初に訪問したのは品川寺旧東海道品川宿でした。品川で配達の仕事をしていたことがあり、街の雰囲気を知っていてイメージができていたので記事にしやすかったです。難しかったのは甲州街道千葉街道甲州街道は新宿の街中に宿場の跡形を探すことが難しく、府中や日野まで行くこととなりました。

千葉街道は旧街道がどこを通っていたのかを調べるのが大変で、とにかく歩き回りました。スマホに万歩計アプリが入っていますが、1日で50,000歩近く歩きました。それでも江戸時代の人たちはそのまま歩いて長野や京都や伊勢に行ったと思えば、たいしたことではないですね。

 

② 初めての写経・納経

写経をしようと思い至ったのは、京都の東寺で国宝の五重塔に納経するというイベントが行われていて、郵送でも参加できると知ったからです。それ以来未だに写経の練習を続けています。きっかけや目的以上に、写経をすることの心地良さを知った感じです。

私が写経をする部屋は、他にモノを多く置いていないので、興味を惹かれることがなく写経に集中できます。文字を書いている間は、本当に無になっていることもあります。一つひとつの字を綺麗に書くこと、他の字とのバランスを崩さないこと、まっすぐ書き進むこと、意識するポイントはたくさんありますが、何も考えずにできてしまうのが理想です。

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まだダイソーでまとめ買いした練習帳が5冊ほどありますので、それを書き終えたら、次のステップに進みたいと思います。いつかまた有名寺院に納経する機会があれば良いのになと思います。

 

品川寺の柴燈大護摩

昨年の夏に熱中症になり、持病もあって貧血持ちの私には今年の猛暑は厳しすぎて、不急の外出を自粛していました。いつまでも残暑が続く中、9月中旬にようやく訪れたのが品川寺の火渡り祭でした。

ただ、この日も34℃と凄く暑かったです。私はこれまでに薬王院、川崎大師、品川寺深川不動堂の柴燈大護摩供を見学しましたが、品川寺の柴燈大護摩供が一番凄かったです。薬王院と川崎大師と深川不動堂真言宗智山派の寺院で、品川寺真言宗醍醐派の寺院です。ただ宗派の違いという訳では無いと思います。単に境内が一番狭いからということだと思うのですが、見学していて、炎と煙で燻製にされるかと思いました。

火渡りに入ると、行者さんたちはまだ火が残るうちに渡るのですが、それも品川寺の火渡りが一番気合が入っていました。高尾山薬王院貫首さんのインタビュー記事で、火渡りは仰け反るくらいの痛みに襲われると書かれていました。もちろん一般衆生の火渡りは安全第一で、本当に真似ごとレベルなのですが、それでも沢山の方々が列を作っていました。土地柄、外国の方もたくさんいて、こういうのはJapanese Traditionalとして楽しんでもらえるだろうなと思いました。

 

最後に、2024年の寺社探訪的抱負を語ると、勢いで始めてしまった「荒川百所巡礼」を進めることと、東京都の全ての市区(島々を除く)の寺社をひとつはレポートしたいです。まだレポートしていない地域があるんですよね。そんな私自身の本当の目標は、2月か3月に自分史上最大の手術を受ける予定なので、術後も今まで通り暮らせることです。手術にはメリットばかりではなく、それなりのダメージを受けますと説明されてますが、神仏の加護があらんことを願います。せめて高尾山くらいは自分の足で登れる身体でいたいです。その上で荒川百所巡礼と東京都市区コンプリートが目標です。また来年もよろしくお願いします。

 

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