寺社探訪

寺社探訪とコラム

特別企画

「桜の銘木を見に行く」

桜のきれいな写真を撮るには、晴天の午前中が良いです。桜の開花と天気予報と自分の休みを照合すると、3/22の午前中しかないという結論。しかし、結局はWBC決勝戦の魅力に及ばず、日本の優勝を余韻まで味わってから家を出ました。 桜並木も美しいですが、私…

「火渡り祭に行く 2023」

昨年に続き、高尾山薬王院の「火渡り祭」に行ってまいりました。火渡り祭は13時から国道沿いにある自動車祈願殿前の広場で行われるのですが、火渡りを希望する方に、朝9時から整理券が配られます。整理券は整列誘導のためで、無制限に配布されることになっ…

「節分会に行く」

2月3日は節分で、豆まきをする日です。幼い頃の遠い記憶に、玄関に向かって豆をまいたり恵方巻きを食べたり鰯の頭を吊るしたりした映像が残っています。恵方巻きは関東ではセブン-イレブンが流行らせたのだそうですが、私の育った関西では各家庭に親しまれ…

「温座秘法陀羅尼会に行く」

仏教では仏様ごとに縁日があったり、寺院の記念日を縁日にしたりすることがあります。1月はその年で初めての縁日を迎えるので、それぞれ「初閻魔」とか「初不動」など、最初の縁日を「初〇〇」と称して、特に盛大に行うことがあります。1月18日は初観音に…

「どんど焼きに行く」

新興宗教の子どもとして生まれ育った私は、「どんど焼き」のような伝統行事の知識と経験が欠落しています。どのような目的でどのように行われているのかを知ったのは、ここ数年のことです。都心部ではほとんど行われていないようで、中野区在住の知人に聞く…

「初詣に行く」

昨年同様1月3日の午後に初詣にでかけました。しかも夕方に近い午後。フリーランスなので大晦日や三賀日は働いた方がお得なのですが、今年もお休みしてしまいました。我が家にはテレビが無く、部屋にいるときはだいたいパソコンの前に座っています。年末年…

山+神「大嶽山 + 大嶽神社」

JR五日市線の終点、武蔵五日市駅から出発いたします。平日の朝でしたので、駅は人が多めです。通勤通学の人々と登山の人々が半々くらいで行き交っていました。ここから藤倉行のバスに乗ります。余裕こいてウロウロしていたら、一瞬で長蛇の行列になっていて…

「杉苗奉納する」

子ノ権現、三峯神社と、秩父の山々にある古刹を立て続けに訪れました。山の中にある寺社は講によって支えられています。金銭的な支援だけでなく、寺社が鎮座する山を豊かに保つために、講で苗木を奉納してきました。いにしえからの人々の気持ちに支えられた…

山+神「妙法ヶ岳 + 三峯神社」

紅葉のシーズンです。体力ゲージ1か2の山にしか登れないので、選びに選んで出掛けています。今回は妙法ヶ岳+三峯神社です。せっかくなので表参道から向かいます。更にせっかくなので妙法ヶ岳山頂(三峯神社奥宮)まで行く予定です。こちらが( ↑ )一之鳥…

「おかがら火・うそ替え神事に行く」

ずっと気になっていた伝統行事がついに開催されると知り、夜の谷保天満宮にやって来ました。うそ替え神事とおかがら火というイベントが同時開催されます。うそ替え神事は天満宮ではおなじみのイベントで、各天満宮によってやり方が多少異なりますが、鷽(う…

五色不動尊巡礼「目黄不動尊(最勝寺)」

目黄不動尊(最勝寺) 住所:東京都江戸川区平井1-25-32 名称:天台宗 牛宝山(ごほうざん) 明王院 最勝寺 創建:元慶元年(877年) 本尊:釈迦如来 五色不動尊ですが、6カ寺を巡るのがスタンダードです。目黄不動尊が2つあります。どちらが本物かという…

「紅葉を見に行く」

紅葉で有名な寺社はたくさんありますが、紅葉真っ只中の秩父・三峯神社へ行ってきました。今年の紅葉は南関東だと11月初旬~12月中旬が見頃でしょうか。この日は11月10日です。 こちらは三峯神社・表参道付近の紅葉です。登山道は落ち葉がたくさん積もってい…

山+神「子ノ山+子ノ権現」

西武秩父線「吾野駅」で降りました。今回の目的地である子ノ権現を含むルートは、隣の西吾野駅や東吾野駅からも組むことができます。私が吾野駅を選んだのは、私の寺社探訪師匠というか、日頃色々と情報をいただく方から「ぜひ東郷公園(秩父御嶽神社)に行…

五色不動尊巡礼「目黄不動尊(永久寺)」

目黄不動尊 住所:東京都台東区三ノ輪2-14-5 名称:天台宗 養光山 金錍院 永久寺 創建:南北朝時代 本尊:阿弥陀如来 上野から日比谷線に乗り、三ノ輪で降りるとすぐです。小さなお寺ですが、駅前の繁華街に墓地を備えて運営されています。本堂と社務所と住…

五色不動尊巡礼「目赤不動尊」

目赤不動尊 住所:東京都文京区本駒込1-20-20 名称:天台宗 大聖山 東朝院 南谷寺 創建:元和2年(1616年) 本尊:阿弥陀如来 不動明王 本駒込駅を地上に出ると、いつくかお寺が密集したエリアになっています。本郷通り沿いに目赤不動尊南谷寺があります。余…

「多摩川左岸 百所巡礼 FINAL」 山+神「笠取山+水神社(水干)」

昨年行った特別企画「多摩川左岸百所巡礼 Returns」では、海から97.5kmの麦山浮橋で終了しました。羽田から奥多摩湖までは徒歩、奥多摩湖畔はバスで移動しました。ここから先は車です。今回は「山+神」企画の登山もあって時間と体力に余裕が無いので、お参…

「菊まつりに行く」

最初に申しあげますが、この特別企画「菊まつりに行く」は企画として失敗ですので、読む価値はありません。すみません。 秋は例大祭などイベント多めの寺社なのですが、都合が合わずに「伝統行事に行く」企画がなかなか更新できません。亀戸香取神社を訪問し…

五色不動尊巡礼「目白不動尊」

目白不動尊 住所:東京都豊島区高田2-12-39 名称:真言宗豊山派 神霊山 金乗院 慈眼寺 創建:天正年間(1573-1592年) 本尊:聖観世音菩薩 山手線の目白駅から学習院大学の方へ向かい、大学のキャンパスを通り過ぎたあたりの住宅街の中にあります。都電荒川…

五色不動尊巡礼「目青不動尊」

目青不動尊 住所:東京都世田谷区太子堂1-15-1 名称:天台宗 竹園山 教学院 最勝寺 創建:応長元年(1311年) 本尊:阿弥陀如来 三軒茶屋からほど近い最勝寺(目青不動尊)です。この寺院は応長元年(1311年)に玄応和尚によって江戸の紅葉山に創建されまし…

山+神「三室山+愛宕神社」

JR青梅線二俣尾駅から出発です。青梅線って私が思うより本数が少ないということを知っているはずなのですが、つい時間を調べずに出発してしまい、青梅駅で40分も待つ羽目になってしまいました。暇つぶしにスマホでニュースを見ていると、神が逝ったことを知…

「将門の魔方陣巡礼7」

将門の魔方陣巡礼7 目次 鎧神社 将門の魔方陣巡礼 鎧神社 所在地:東京都新宿区北新宿3-16-18 創建:醍醐天皇の御代(898-929年) 御祭神:日本武尊(やまとたけるのみこと) 大己貴命(おおなむちのみこと) 少彦名命(すくなひこなのみこと) 平将門(た…

「将門の魔方陣巡礼6」

将門の魔方陣巡礼 6 水稲荷神社 御霊信仰 神になった将門 水稲荷神社 所在地:東京都新宿区西早稲田3-5-43 創建:天慶4年(941年) 御祭神:宇迦魂大神(うかのみたまのおおかみ) 佐田彦大神(さだひこのおおかみ) 大宮姫大神(おおみやひめのおおかみ)…

「戦没者追悼に行く」

戦没者追悼のために靖国神社へ行きました。7月の「みたままつり」には何度も訪れたことがあるのですが、終戦記念日に訪れるのは初めてです。TVニュースなどを見るに、物々しくて尻込みをしてしまいます。かつて崇敬奉賛会に入会していたからか、時々何かし…

「将門の魔方陣巡礼5」

将門の魔方陣巡礼5 目次 築土神社 築土八幡神社 将門の首 将門の怨念 将門の魔方陣 築土神社 所在地:東京都千代田区九段北1-14-21 創建:天慶3年(940年) 御祭神:天津彦火邇々杵命(あまつひこほのににぎのみこと) (相殿)平将門公 菅原道真公 将門と…

「将門の魔方陣巡礼4」

将門の魔方陣巡礼4 目次 神田神社 「新皇」になった将門 将門追討軍 将門の死 神田神社 所在地:東京都千代田区外神田2-16-2 創建:天平2年(730年) 御祭神:大己貴命(おおなむちのみこと) 少彦名命(すくなひこなのみこと) 平将門命(たいらのまさか…

「将門の魔方陣巡礼3」

将門の魔方陣巡礼3 目次 将門塚 関東の有力者としての将門 将門、朝敵となる 将門塚 所在地:東京都千代田区大手町1-2-1 創建:不明。一説によると、将門が没した天慶3年(940年)に、この地にあった神田明神近くに将門の墳墓が築かれた。徳地2年(1307年…

将門の魔方陣巡礼2

将門の魔方陣巡礼2 目次 兜神社 将門VS伯父(平国香編) 国衙を包囲 将門VS伯父(平良兼編) 将門VSいとこ(平貞盛編) 兜神社 所在地:東京都中央区日本橋兜町1-12 創建:明治11年(1878年) 御祭神:倉稲魂命(うかのみたまのみこと) 将門との関連:藤原…

将門の魔方陣巡礼1

都市伝説系のバラエティ番組などで多く取り上げられている平将門の魔方陣、いつか訪れてみたいと思っていました。ただ、怨念を鎮めるために神格化された神々の中でも、将門は群を抜いて強力な印象があります。ただ探訪するだけでなく、平将門の生きた姿が伝…

山+神「登計トレイル+愛宕神社・天聖神社」

奥多摩駅周辺から「氷川渓谷遊歩道」という、多摩川と周辺の山々が美しい遊歩道があるのですが、昨年2度ほど訪れたときには、いずれも工事で立入禁止になっていました。空はどんより曇っていますが、天気予報を何度調べても雨は振らないようで、むしろ晴れ予…

「夏越の大祓に行く」

6月30日は「夏越の大祓の日」です。各神社によって日程や細かな作法は違いますが、今年の半分が過ぎたということで、今日までの穢れを祓って、残りの半分を頑張りましょうということだと思います。この6月と12月の大祓は、実はすごい古い歴史があって、…