2021-01-01から1年間の記事一覧
とてもハイソ(死語?)な街にある乃木神社ですが、乃木将軍についてあまり知識がないので、乃木神社の隣にある旧乃木邸を見学しつつ、そのあたりを学んでからお参りに訪れたいと思います。乃木希典は、神格化されている元軍人ということで、当ブログでご紹介…
我が生は 下手な植木師らに あまりに夙く手を入れられた悲しさよ と詩ったのは中原中也ですが、私にもこのフレーズがしっくりくる、ある思いがあります。以前どこかで書きましたが、私の両親は新興宗教の信者で、私も姉も妹も、物心つく前からその宗教に入信…
真言宗豊山派の大本山、護国寺にやって参りました。私が働く葬儀業界では、桂昌殿という葬儀式場が有名です。とても広い式場で、社葬クラスの葬儀がよく行われています。近年は私は縁遠くなっていて、数年振りに訪れました。と言っても、仕事でしか来たこと…
外堀通りを走っていると、首相官邸の近くに嫌でも目立つこの鳥居、こちらは山王鳥居という種類の鳥居で、日吉大社系の、日吉神社、日枝神社、山王神社などに特有のものです。いわゆる山王信仰というものなのですが、笠木の上の山が特徴の鳥居です。ここは江…
靖国神社、明治神宮に続いて、歴史上の人物を祀った神社のご紹介です。原宿のど真ん中にある東郷神社の御祭神は東郷平八郎です。明治から昭和初期にかけて活躍した海軍大将です。一番の実績は、日露戦争において、日本の連合艦隊司令長官として、世界最強と…
コロナ禍で都内のお祭りはどこも軒並み中止ですが、靖国神社は今年「みたままつり」を行うことを発表しました。また開催日が近づいてきたら中止になるのでは? と注目していたら、開催期間と開催時間を延長して、人手を分散させつつ行うことになりました。お…
京王線の高幡不動駅から徒歩でアクセスできます。駅前のロータリーから商店街になっている参道を歩いて数分といったところです。入口付近の川崎街道沿いと仁王門の隣の建物に、お土産屋さんやお饅頭屋さん、お蕎麦屋さんなど、観光地らしき風景が見られます…
明治神宮は東京で一番〇〇という称号をたくさん持っている神社です。中でも初詣の参拝者が日本一多いことで有名です。そんな、多くの人々から愛されている神社ですが、歴史は浅く100年少々です。というのも、明治神宮の御祭神は、明治天皇と昭憲皇太后だから…
日本神話に出てくる神々をお祀りする神社の他に、歴史上の人物の御霊をお祀りする神社もあります。有名なのは菅原道真をお祀りする天満宮があります。神社の格を記した旧社格では、国家に功績を挙げた忠臣や、国家のために亡くなった武将、兵士などを祭神と…
お葬式を出す際に、菩提寺や付き合いのあるお寺がない場合、葬儀社から紹介してもらったり、ネットの僧侶派遣サイトに頼んだりすることができます。葬儀費用のパック料金の中に僧侶の費用が含まれているものもあります。 このような紹介僧侶の場合、頼んだ遺…
友人知人、取引先のお葬式に参列してみたら、神葬祭であることをその場で知る、という経験はないでしょうか? これだけは忘れないようにと持ってきた数珠も必要なくなり、見慣れない神葬祭に緊張が一気に高まります。遺族として神葬祭を出す流れや詳細の説明…
新型コロナウイルスの流行により、社会は変わってしまいました。私が働く葬儀業界にも大きな嵐が吹き荒れています。影響が目立ち始めたのは、2020年に入った頃でしょうか。そもそも数年来続く「家族葬」の流行で、葬儀参列者が減少傾向にあったのでわかりに…
お通夜や告別式の現場にいると、お焼香の回数についてよく質問されます。お線香の本数も同じです。私的には「何回でもどうぞっ」という気持ちですが、お葬式は間違えたら恥ずかしいとか、失礼に当たるとか、過度に意識してしまいますから、ちゃんと答えるよ…
上野恩賜公園内にありますので、そもそもは寛永寺の境内に「東照社」として建立されました。家康の死後に関しては、家康自身が遺言した相手である、南光坊天海、藤堂高虎、以心崇伝、本多正純の他、秀忠や家光という後継ぎもいます。誰がマウントを取るか、…
去年のお話ですが、飼っていた猫が癌で亡くなりました。私は葬儀業界で働いていて、取引関係者の中にも、ペット葬儀を扱っている会社がいくつかあり、ある程度の知識や情報は持っていました。という訳で、今回は私が選んだペット霊園を、葬儀関係者と寺社探…
絶大な人気を集めるお出かけスポット、ミシュラン三つ星の観光地、高尾山にある薬王院です。京王線の高尾山口駅を降り、風情あるお土産屋や蕎麦屋のある通りを抜けると、ケーブルとリフトの駅があります。この距離が絶妙で、味気ないという程短くもなく、疲…
寛永寺の諸堂は、現在では上野公園内に散在していますので、公園に来た人たち、美術館に来た人たちが、そのまま訪問することが多いのではないでしょうか。あとは、地方の方が東京見物の帰りに、余った数時間を過ごすのにも上野公園は都合が良いです。階段上…
まずは、頑張って要約した寛永寺の歴史を語ります。 徳川幕府が江戸の表と裏の鬼門に置いた寛永寺と増上寺。増上寺は既に一度レポートしていて、徳川家の権力がいかに絶大だったかということをお伝えしました。徳川将軍家の菩提寺として並び立つ両寺院ですが…
成功率50%という治療を受けることになり、五分五分から成功の方へ割合を高めるために、祈祷を受けようと思い立ちました。信仰心はあるが、特定の宗派にこだわらす、色々なお寺や神社を訪れているので、どこで受けようかと迷いました。 やってきたのは、京王…
神田明神は明治維新以前の名称で、現在は神田神社というそうですが、多くの方がお構いなしに神田明神と呼んでいます。このあたりは江戸の町の中心地というか、古くから栄えている町で、神田神社は江戸総鎮守とされています。本当はもう少し江戸の中心地にあ…
府中駅南口の繁華街にある神社です。旧甲州街道沿いに大鳥居があるのですが、大鳥居から府中駅と甲州街道を貫いてケヤキ並木が整備されています。このケヤキ並木は府中市のシンボルとなっていますが、実はこの並木道は既に大國魂神社の参道なのです。昔はケ…
築地本願寺は、京都にある浄土真宗本願寺派の本山である本願寺の直轄寺院というのが大きな特徴です。そもそもは本願寺の浅草別院という位置付けで、1617年に日本橋横山町に建立されました。1657年の明暦の大火により本堂を消失したのですが、区画整理のため…
葬儀業界の仕事仲間が父親の3回忌になるというのだが、コロナ禍で法事も難しいと言っていました。彼の父親は鹿児島生まれで、菩提寺も墓も鹿児島にある。彼は東京生まれの東京育ちなので、緊急事態宣言の中、鹿児島への移動は控えることになったそうです。そ…
芝大神宮 目次 名称・旧社格 芝大神宮と称します。旧社格は府社です。元准勅祭社で、東京十社のひとつです。 創建 1005年、一条天皇の代。 御祭神 天照皇大神・豊受姫 御神徳 各種御祈祷を受け付けていますが、結婚式が有名なようです。 みどころ 関東のお伊…
池上本門寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 ご利益 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 日蓮宗長栄山大国院本門寺と称します。地名から通称池上本門寺と呼ばれています。日蓮宗の大本山という寺格です。 創建 弘安5年(1282年)日蓮が湯治のために身延山…
今回はミステリーな谷保天満宮をレポートします。 アクセスはJR南武線「谷保駅」から徒歩で数分です。車の場合は神社の駐車場がありますが、30台ほどなので祭事やイベントがあるとすぐに埋まってしまいそうです。谷保駅から神社までの間は門前そば屋さんが1…
土地勘のない町を歩いていたら、あるお寺の前を通りかかりました。私はお寺が好きなので、「立派なお寺だなぁ」と立ち寄ろうとしました。駐車場には一台も車が停っておらず、定休日(お寺に定休日などあるのだろうか?)なのかな? とも思ったが、そのまま山…
前回は徳川家墓所までリポートしました。更に奥へと進んで歩いていきたいと思います。徳川家墓所から更に奥へ進んで、大殿の裏辺りに大納骨堂があります。現代社会では、家族がいても、いつ一人暮らしになるかわかりません。少子化、核家族化、未婚や離婚の…
目次 名称・寺格 創建 本尊 ご利益 アクセス みどころ 探訪レポート 名称・寺格 三縁山 広度院 増上寺と称し、浄土宗の大本山となっています。 創建 9世紀に空海の弟子である宗叡が建立した真言宗光明寺が前身とされる。浄土宗第8祖の聖聡が、明徳4年(1393…
武蔵御嶽神社 目次 名称・旧社格 創建 主な祭神 ご神徳 アクセス みどころ レポート 名称・旧社格 「武蔵御嶽神社」は、古くは「御岳蔵王権現」と呼ばれた神仏習合の権現社でした。 旧社格は、府社です。 創建 武蔵御嶽神社の創建は第十代天皇の崇神天皇の御…